第 6 章 WAN / モダン編
拠点と拠点をどう結ぶかを扱う。MPLS・MPLS L3VPN・SD-WAN の概要と設計・VXLAN / EVPN・SD-Access (SDA)・DMVPN・Performance Routing (PfR) を 8 ページで CML 実機検証とともに掘り下げる。
6-1 MPLS 基礎 — ラベルで転送する仕組みと LSP の作られ方
ラベルで転送する MPLS を csr1000v 4 台の実機で扱います。LDP が配ったラベルを LIB と LFIB の差で読み分け、出口の手前で外す PHP と、経路が変わると使うラベルだけが入れ替わる様子を逐語の show 出力で確かめます。
6-2 MPLS L3VPN — 顧客ごとの経路表を 1 つのコアで運ぶ
MPLS 網に顧客ごとの経路表を載せる L3VPN を csr1000v 8 台で扱います。VRF で経路表を分け、RD で prefix を 2 本にし、RT で輸出入を決める流れと、2 段ラベルスタック・as-override・SoO を逐語の show 出力で追います。
6-3 Cisco SD-WAN 概要 — 拠点側の機器がオーバーレイを張る
拠点の機器がオーバーレイを張る Cisco Catalyst SD-WAN の概要です。4 平面と 4 構成要素の分担、TLOC・OMP・VPN 分離を公式資料で押さえ、cEdge 2 台の実機出力で参加前に何が足りないかを確かめます。
6-4 SD-WAN 設計と運用 — transport の選び方と TLOC・OMP の設計
Cisco Catalyst SD-WAN の設計を color と TLOC、OMP、冗長の順に押さえます。cEdge 2 台の非対称構成で TLOC が 2 本と 1 本に割れる様子と、restrict などの設計ノブが出力のどこに出るかを実機で確かめます。
6-5 VXLAN / EVPN — L2 を L3 網の上に延ばす仕組みと、学習の置き換え
VXLAN が L2 を L3 網の上に延ばす仕組みを、カプセル化と VTEP、EVPN の順に押さえます。Catalyst 9000v 2 台で MAC-IP が ARP の後に立つこと、MTU が 50 バイトずれること、L3VNI と対称 IRB を実機で確かめます。
6-6 SD-Access (SDA) — 登録と解決でファブリックを動かす LISP コントロールプレーン
SD-Access のコントロールプレーンは LISP、データプレーンは VXLAN です。Catalyst 9000v 2 台で LISP ファブリックを組み、EID の登録と解決、分散エニーキャストゲートウェイ、MTU 1450、SGACL を実測します。
6-7 DMVPN (実践) — 宛先を書かないトンネルと、問い合わせて解決する NHRP
DMVPN は mGRE と NHRP で拠点間のトンネルを必要になったときに張ります。csr1000v 4 台で Phase 1 / 2 / 3 を組み替え、登録と解決、EIGRP の next-hop、redirect と近道の経路、MTU 1400 を実測します。
6-8 Performance Routing (PfR) — 経路の品質を測って出口を選ぶ
PfRv3 は受信側の BR が遅延やジッタを測り、閾値を越えると TCA で送信元の MC に知らせて traffic class ごとに出口を変えます。csr1000v 17.3 の MC/BR 3 台で、制御に入る条件と切替・復帰を実測します。